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第31回そらまめの会 交流会の様子(2025年7月26日開催)

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(@masako)
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トピックスターター  

第31回 そらまめの会 交流会

7/26 にそらまめの会交流会を実施しました。以下に当日の様子をメモとして載せます。交流会の様子が少しでも伝わればと思います。ただ、個人的にとったもののため、誤りや誤解がある可能性があり、ご容赦ください。

日時:2025年7月26日(土) 13:15-16:40
場所:セシオン杉並

参加者:三川さん、呑み助さん、キドニーさん、ビーバーさん、すまいるさん、ぽんさん、タンタンさん、まささん、Jeffさん、もちさん、uragochiさん、ミルキーさん、まさこ (希望により一部HN変更)

内容:
①三川さんあいさつ
②自己紹介や各自の状況
③北海道大学病院 泌尿器科 小径腎腫瘍に関する意見交換会
④そらまめの会 定例総会 決算報告
⑤お知らせ・フリーディスカッション

①三川さんあいさつ
そらまめの会のHPのサーバー移行作業がしばらく時間がかかっていたが、再開ができるようになった。

②自己紹介や各自の状況

・2007年に人間ドックで見つかり、手術。左腎臓を全摘。T1b
子どもが小さくショックだった。その後、再発なし。
経過観察のCTはいろいろ他もわかるのでよかったのだが、15年経過してもう来ないで欲しいといわれしまった。今は人間ドックのみ。
2024年に大腸検査で直腸神経内分泌腫瘍という癌が見つかったが、おとなしいもので、初期で摘出でき、普通に生活している

・T3で摘出。インターフェロンを1.5年だが、肺炎になりかけ中止。3年半で肺の転移。右肺歌謡提出。インターフェロンを2.5年。再発なし。
20年たったので、そろそろ見てもらえなくなってきた。CTでは骨盤までみてもらえるのでよかったのだが。当時子どもも小さく、食べるものに気を付けていたが、今は気を付けていない。

・2006.11に左腎臓。開腹して摘出。半年~1年単位で造影剤で検査。18年になるがまだ見てもらっている。
検査のメリットはCTで前立腺や血液検査などもしてもらえるところ。
その後、スキルス胃がんが見つかった。1.4センチで胃カメラと電気メスで手術し、痛くなく3日で終わった。
腸のポリープが見つかったが癌ではなかった。

・2021年に左側に見つかり、骨シンチで脊髄転移も見つかった。手術し、当時は杖が必要だったが今は普通に歩けている。
その後、卵巣に転移。稀なケースだった。肺にも転移があり、今後は化学療法になるとのことだが、今後どうするかを検討中
糖質両方を実施し、体調がよい。

・2009年。人間ドックにて見つかり、腹腔鏡で右を全摘。紡錘細胞がんのためインターフェロンαを5年実施。副作用として39度の高熱があり、ポルタレンを利用したり、口内炎もひどかった。その後再発はなし。
インターフェロンαは精子がダメになると言われていたが、無事子どもを得た。若い人は精子保存をするとよいと思う。今も年2回検査。
太らないように1万歩いたり、もともと運動が好きなのでストレスにならない。水をたくさん飲んでいる

・2010年。T1b。診断された2日後に子どもが生まれた。特に再発はない。
仕事は10年ぶりに保健所関連の仕事に戻ったが、医療関連の状況は過去とだいぶ違っている。専門分野ごとに分かれているように思う

・2007.10 左側を部分切除。現状の病院はずっと検査してくれる方針と聞いている。
2021年、14年後に右腎臓に影があった。しばらく様子をみたが、大きくなったので、部分切除をダビンチで実施。
穴5か所のみで、術後3日で退院。月曜日に入院し、金曜日に退院。
定年後の延長での業務をしているが、遊びで全国や海外などあちこちに行っている。

・2019年、仕事中に血尿で見つかり、手術し、転移なかった。
翌年、副腎や腹膜に転移。そらまめの会には2020.11に参加。
化学療法を実施してきている。免疫チェックポイント阻害薬や分子薬を利用。
数か月後、肝機能紹介となり、2021年に治験参加。1年強、大きくならない間、治験に参加していたが、大きくなり中止。
オブジーボをスタート。その後、肝臓、すい臓に転移あり。
7月に薬を変えないと年越し難しいかもしれないと言われ、薬を変え小さくなった。
1か所以外大きくなっていないとわかり、局所的にラジオ波をやることになった。
今は体調がよく、ラジオ体操をしたり、お酒も飲んでいる。仕事のストレスが一番問題だと思っている。

・8年前に人間ドックで見つかった。今は年1回CTだが、もうやらなくてよいかなと思ったりする。
貧血や腎機能の低下が心配。人間ドックで膵管拡張を指摘され、毎年検査している。

・2011年暮れに背中に強い痛みがあり、当初、大動脈解離と思われたが、違っていた。
泌尿器科に行き、腎臓がんの疑い。
腹腔鏡、開腹手術、部分切除か全摘かなど医師で意見が違うと感じ、別の病院にもいき、開腹手術で全摘。
裏やゼロタ筋膜付近にもがんがあり、腹腔鏡でやっていたらと思うと。。。T3だった。

・人間ドックで2前にわかった。がんになったことで、責任の重い仕事から仕事を変え、人生が変わった。コロナの中だったため、一人で対応せねばならず孤独を感じた。家族も不安になったと思う。
ダビンチで穴5での手術。粘液紡錘細胞がんという珍しいがん。
半年に1回の検査結果を聞くのがいやでしょうがない。それ自体がストレス。ただ、腎臓がんは長くつきあわないといけないと思っている。
対面での患者会はありがたい。

・2008年開腹全摘。半年に1回のCTは当初2回撮影が必要だった。
1年に1回の検査をしているが、手術後だいぶたち医師からは今後考えておいてと言われている。
コレストロール値が高く、血圧が低い。

・2001年の人間ドックで見つかった。大学病院だったので、大学生の表情が暗く、がんだと思った。
自分が告知されたときより、妻にどう伝えるか悩んだ。
腹腔鏡で部分切除の予定だったが、手術は6時間半もかかり、全摘になった。
2009年に甲状腺腫で右を切除。
2021年に前立腺がんで、手術以外の選択肢があり、入院ではなく、5回通って治療した。
2013年から妻が若年性認知症。がんもだが、すごく大変。要介護1だったのが5になってしまった。
2年前に誤嚥性肺炎に2度なったため、今はホームにはいっている。
若年性認知症に関する本を出版した。

③北海道大学病院 泌尿器科 小径腎腫瘍に関する意見交換会

北海道大学 大澤崇宏医師、富山大学 北村寛医師と関係する医師の方たちより小径腎臓腫に関する「積極的経過観察」のアプローチについてのインタビューが実施された。患者の立場からの意見等を述べた。
75歳、T1aなど小さいがんについては3か月ごとの経過観察で診療を決めていくアプローチ。治療方法が複数の選択肢が提示される。

インタビュー内容
・ハンドルネーム、診断時点の年、年齢
・当初のステージ
・治療方法
・治療に対する当時の本人の考えや家族の考え
・診察の感覚
・治療の上で困ったことや改善点
・治療選択時の情報や説明
・積極的経過観察を提示されたらどう思うか、心理的ハードル

患者から出た意見(一部)
・手術を負担に感じるので積極的経過観察のアプローチは良いと感じる
・初めて癌になった人に選択肢が提示されても判断できない。患者力が必要
・がんは複数の病気の一つとは思えない。人生の期限が決まったように感じる
・子どもや仕事の状況からは一刻も早く治療して欲しいと思う
・選択肢が多いのは良いことだと思う

④そらまめの会 定例総会 決算報告
別紙の2024年度会計報告、2025年度予算案について確認を行った。

⑤お知らせ・フリーディスカッション

●HPについて
・HP制作について今月の会とJCF(ジャパンキャンサーフォーラム)に間に合わせるため、急ぎ改修を行った。そのため、表現のゆれ等まだ問題はあるかもしれいない。
・過去の掲示板にコンテンツがあるが、載せ替えに多くの費用がかかるため実施していない。
参加者の方にコンテンツの拡充に協力いただきたい。
★特に新しい経験をした方にはぜひ掲示板に体験等を書いてほしい。ダビンチ手術など

●ジャパンキャンサーフォーラム
・8/2,3に開催。
・当会はオンラインのみ参加している。
・8/10 10:00から女子医大の近藤先生の講演がある。

●フリーディスカッション
・CTや造影剤の利用について
 ・自分の医師は造影剤やCTの利用を気にしている。
 ・CTは放射線量として1年20回以内が可能。年々CTの線量は減っているのではないか。
 ・MRIにする手もある。MRIは混んでいるが。
 ・造影剤なしでは腫瘍の有無はわかる。造影剤で大きさもわかる。
 ・造影剤は腎臓に負担がかかる心配がある

・腎機能の低下が心配になる
 ・クレアチニンはいつも確認する項目

・泌尿器科の医師が減るのが心配
 ・学生に人気がないようだ。町の泌尿器科がなくなる心配がある
 ・治ったのが医師のモチベーションだが、多少良くなる程度だとモチベーションがそこまでないのかもしれない
 
・専門が分かれすぎてる
 ・あるワクチンをうつべきかを聞いても、専門外なので、と回答されてしまう
 ・専門がわかれすぎると時間がかかる

 

以上です。


   
引用
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(@kazfuj250508)
サポーター Admin
結合: 3か月前
投稿: 10
 

まさこさん
早速UPしていただきありがとうございます。
交流会の様子や参加された方のコメントやイベントの内容が分かりやすく書かれていてさすがと思いました。
ありがとうございました。

このトピをお借りして

交流会に参加されるか迷われている方がいらっしゃいましたら、こちらの記録を参考になさってください。(和やかな雰囲気で行われています。)交流会へのご参加をお待ちしております。

また、病気について気になることなどこちらのフォーラムに投稿いただければメンバーの皆さんより参考意見がいただけると思います。ご質問などもお気軽にお問合せください。


   
返信引用
(@uragoshi)
New Member Registered
結合: 2か月前
投稿: 1
 

まさこさん
当日の詳細な記録をUPしていただきありがとうございます。
私は一昨年はじめてこの交流会に参加させていただき、昨年は開催に気づかず今年が2度めの参加となりました。
同病の方々のご体験やお考え、心の動きをお聞かせいただけることでこの病と向き合っているのが自分ひとりではないとの実感を伴っての安心感や、自分のがん発見から12年半、特にここ数年の医学の進歩も感じられ安堵したりもします。
がんと向き合う自分がいかに勝手な決めつけや一面的な味方で自分を追い詰めているかがわかり心が軽くなったりしています。
次は忘年会ですか?笑
またみなさんとお目にかかれますことを楽しみにしております。


   
返信引用
(@mikawa)
メンバー Moderator
結合: 1年前
投稿: 12
 

まさこさん記録いつもありがとうございます。
当日の様子がとてもよく分かりました。


   
返信引用
(@mikawa)
メンバー Moderator
結合: 1年前
投稿: 12
 

@uragoshi さん参加ありがとうございました。
今までは年2回交流会を開催し,さらに2回食事会を開いていました。
ですから次回は食事会(忘年会)を企画しますね。


   
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